2016/01/24

Power BI - 19 - Power BI Desktop と Access アプリ

Power BI のレポートに使用するために下ごしらえをしてみる。
インポートで作成されたデフォルトのデータモデルで作業することは不可能ではないのだけど、適した状態とはいえないから、使用しない/不要なカラムの排除やスキーマの変換を実施する。
Power BI Desktopでのレポート作業では問題が発生しなくても、Power BI Serviceにインポートしたとき、満足できるパフォーマンスや期待する結果が得られないかもしれない。

ETLのT(Transform/変換)の作業を実施しないと、テーブルに存在するカラムすべてをインポートしてしまう。社員の誕生日などは受注に関するBIには不要であることは明白。また、第3正規化はリレーショナルデータベースに用いられていること多いが、BIでは適していない状態。


使用しない/不要なカラムの削除
クエリエディタを使ってレポートには使用しない/不要なカラムを削除する。この作業でデータソースは影響を受けることはない。

リレーションに必要なカラム、レポートにするカラム以外をすべて整理した。

スタースキーマに変換
"ファクト テーブル"と関連する"ディメンジョン テーブル"が星形になるスキーマ。ファクト テーブルは受注に関するデータが収まっていて、ディメンジョン テーブルのキーと数値や日付などが格納されている。ディメンジョン テーブルに関連するテーブルはファクト テーブルだけとなっていて、ディメンジョンテーブル間でリレーションを持たないので検索性能が高くなることが期待できる。

"受注"と"受注明細"が効率的なファクト テーブルになるようクエリエディタでマージを実施する。
データソースより得られるリレーション情報からカラムは用意されているので、これを利用して"受注"テーブルにあるデータを"受注明細"に加える。ディメンジョン テーブルが存在するカラムについてはキーのみで事足りる。

整理した経過で使用されなくなるテーブルは、"読み込みを有効にする"オプションを無効にして、データモデルにロードされないように設定する。

"レポート ビューの非表示"オプションで設定することで、レポート ビューでのフィールドを非表示にすることができる。レポート ビューでも設定できるけど。


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