2016/01/31

Power BI - 20 - Power BI Desktop と Access アプリ

受注結果が記録されている"受注"テーブルで ファクト テーブル。これから受注額などを計算する。

テーブル '受注' には、
  • [単価] --- 受注商品の単価
  • [数量] --- 受注商品の数量
  • [割引] --- 受注明細ごとの割引率
  • [受注コード]  --- 受注ごとのユニークキー
を残しているので、明細行ごとの集計額が [単価] * [数量] * (1 - [割引]) になり、[受注コード] ごとに集計額を集計(合計)したものが、受注ごとの受注額に相当する。値を求めるには、
  • 新しい列(計算列)を追加する
  • 新しいメジャーを追加する
のいずれか。

2016/01/24

Power BI - 19 - Power BI Desktop と Access アプリ

Power BI のレポートに使用するために下ごしらえをしてみる。
インポートで作成されたデフォルトのデータモデルで作業することは不可能ではないのだけど、適した状態とはいえないから、使用しない/不要なカラムの排除やスキーマの変換を実施する。
Power BI Desktopでのレポート作業では問題が発生しなくても、Power BI Serviceにインポートしたとき、満足できるパフォーマンスや期待する結果が得られないかもしれない。

ETLのT(Transform/変換)の作業を実施しないと、テーブルに存在するカラムすべてをインポートしてしまう。社員の誕生日などは受注に関するBIには不要であることは明白。また、第3正規化はリレーショナルデータベースに用いられていること多いが、BIでは適していない状態。

2016/01/19

Power BI - 18 - Power BI Desktop と Access アプリ

Power BI Service(直接接続)だとデータ加工の程度に限界があるので、Power BI Desktop を使ってみる。Access アプリに専用のクエリなど用意すればできなくはないけれども、他データソースとの結合などもしたいこともあるでしょうし、Power BI Service にアップロードするにしても Power BI Pro の契約は不要なので。

まずはデータのロードまで。

SharePoint Online で実行する Access アプリのデータは、Microsoft Azure SQL データベースなので、[データの取得]では、"Microsoft Azure SQL Database"で接続。事前にAccess アプリの[接続]でファイアウォールを通るようにしておくことは当然に必要。

2016/01/14

Power BI - 17 - Power BI Access アプリのデータ

SharePoint Online のAccess アプリ(Access Services) のデータを Power BI でレポートできるようにしてみる。Access アプリのデータベースは Azure SQL Databaseなので、使うツールの選択とその設定だけで Power BI で分析レポートが利用できるということ。

Access アプリ の [接続] 設定
Access Services 以外から Azure SQL Database に接続できるためのファイアウォールを開放する。
Access アプリ の編集で、[ファイル] → [情報] → [接続]
"任意の場所" と "読み取り専用接続を有効にする" を有効
"読み取り専用接続の情報の表示" で データベース情報とログインアカウントを入手

2016/01/02

Access 2016 Runtime で気にすべきこと

先月初旬にリリースされていたのだけど、必要に応じて使用すればよいかと。

ダウンロードはこちらから、 Microsoft Access 2016 Runtime

MSI インストールになりますので、他Office製品(C2R / MSI)インストール状況に影響を受けます。展開環境 / 用途用法を充分に検討されるべきでしょう。また、製品の更新はMicrosoft Update 経由になるのでチェックは怠りなく。

2016/01/01

Power BI - 16 - Power BI Desktop データの入力

データソースなどから抽出することなくデータテーブルを新規に作成することができる。
2015/12 リリースバージョン(2.30.4246.281)からの機能
  • データの入力/Entry Data コマンド
  • DATATABLE 関数(ひとつ前の2.29.4217.341 から)

データの入力/Entry Data コマンド
データソースがなくてもよいのでちょっとした分析作業やほとんど更新されることがないデータの投入としたら便利かと思う。

[ホーム] → [外部データ] → [データの入力] で "テーブルの作成"ダイアログが開くので、ワークシートからコピペするもよし、手投入するもよし。